大往生

2006年5月22日
私がにゃんこ好きなのはこのブログ読んでる方なら
皆さん知っていると思います。
下手したらそのへんのいつも会ってるけど
大した事まで話さない人間なんかより
にゃんこのほうが信頼が厚かったりします。
と言ったら言い過ぎかもしれないけど
そんくらい私にとって大事な存在であるということ。
中にはイジワルで嫌ってる猫もいますがw


もう痩せてたね。
歩くのもフラフラだったんだってね。
先週、雨の降る日、深夜にいなくなってしまった。
雨嫌いで外に出ることなんてなかったのに。
飼い主さんと息子さんが一生懸命探してくれて
びっしょりになっていたんだってね。
その直後、飼い主さんはひょんなことで足を捻挫してしまった。
それで、もう弱ってしまって仕様がないにゃんこと
歩くのが難しくなった飼い主さんは
つきっきりでここ数日一緒にいた。

ずーっと寂しがりやだったんだもんね。
飼い主さんと居たかったんだね。

夕方過ぎ、さっき電話が来て、急いで会いに行った。
まだ胸のあたりが暖かかった。
でも飼い主さんと喋っているうちに
手先も、その胸も温度が無くなっていっているのが分かった。

うちのにゃんこからしたら
ありえないほど痩せてしまって。。
肩の骨格も、顔さえもごつごつとなぞれるほどだった。

でも本当に飼い主さんとずっといられて良かったね。
いつも忙しい飼い主さんを一人占めできたし。


なんか昔から猫って不思議な力があるって
私は身を持って感じてる。
その捻挫もそうかもしれない。


実は3月にも近所の大好きなにゃんこが亡くなってて。
私が家の近くまでくるとにゃーにゃー声かけてくるんだ。
それがすごく可愛くてね。大好きだった。
その子は生まれたての頃は不遇だったけど
最期は幸せな家に辿り付いて日々暮らし、看取られていった。

ありがちな言葉ですが
猫って看取られるだけでも良いもの。
飼い主にとっては幸せなこと。
私は沢山の猫を見てきたけど、看取ったことはない。
今もどこかで生きているかもしれないけど
どんどん住みづらくなってる世の中だし。分かってる。

家帰ると、いつものようにタタターっと
うちのにゃんこが出迎えてくれて
さっきまで撫でていたニオイのついた手をフガフガ嗅いでいた。
幼いこの子にも分かるだろうか。
そして、私の一番のにゃんこに
「そっちに行ったからよろしくしてあげてね」と手を合わせておいた。


その後、何故か無性に誰かと話したかった。
でもこのことを話す気にはなれなくて。
特定の人も浮かばないし。
この話をしなくても何でもいいから
明るい話や明るい誰かの声が聞きたくなった。
まぁメールとかで声をかけてもらったりしたけども
やっぱり自分の声を発する気持ちにはなれなかった。


おばーちゃんの言ってた事が頭に浮かぶ。


今夜は、喪に服そうと思います。


みんな、幸せ。

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