人がひとり
2005年9月2日今ちょっと前に、母親に聞かされた。
私のおじいちゃん「代わり」、じーちゃんが亡くなったそうです。
私の本当の(血筋という意味での)おじいちゃんは、
私が生まれる前か、記憶のない頃に若くして亡くなっています。
そして私の記憶が残る年頃には既に、おじいちゃん「代わり」のじーちゃんがいました。
「この人が私の本当のおじいちゃんではない」とは、誰に訊く訳もなく
いつの間にか悟っていたなぁ。
きっと普通の子供なら「なんで?あのひとは誰?」と大人に訊ねるのだろうけれど
私は一度も誰に訊くこともなく、今に至ります。
なので、
どうしてじーちゃんがばーちゃんと一緒に住んでいるのか、
どうして姓が違うのか、
真実には触れずにじーちゃんと接してきました。
それに私は じーちゃんがそこまで好きではなかった。
まだ小さい頃、お正月といえば、みーんなお年玉。
私はじーちゃんからお年玉を貰えなかった。
でも文句や怒りや不平不満はなかった。
ある年の正月、挨拶に行った私にじーちゃんが言った。
「20歳になったら、お年玉をあげるからね。」
そう聞いて、私は軽く傷ついた。
子供ながらにして「軽く」傷つく程度に留めておこうと考えてた。
あのときの子供の私から見れば、
大人は偉くて、頭が良くて、私よりも出来ることがいっぱい・・・・
そんなのが大人だと思ってた。
その「大人」が「子供」の私に言ったこと・・・・。
あの時の言葉、声、風景、瞬間は 今でも思い出すことが出来る。
そして、私が大人へ近づいていくほどに
大人へのいやらしさや嫌悪感、不信感みたいなものが
私の心の中にひっそりあるのを感じた。
そんなじーちゃんも私が小学校高学年くらいかな?のときに
ばーちゃんと住むのをやめ、出て行った。
そこでも私は「何故か?」とは誰にも訊かなかった。
そしてここ数年は、週に1度、ばーちゃんと会うか会わないかって感じで続いていた。
ばーちゃんとの仲が悪くなり出て行った訳ではないのは何となく分かっていたので、
私も顔を合わせるときは一言二言交わすぐらいの事もあった。
でも、基本的に私は避けていたな。
何となく、会うのがイヤだった。
顔を見ても、何も言う事浮かばないし・・・。
そして、そのじーちゃんが死んだ。
「顔を見たい」 ふと思ったけれど、
「あぁ、会いに行ってはいけないんだ」とすぐに思った。
母にそれとなく聞いたら
やはり じーちゃんには奥さんも子供もいた。
私達には会いに行けるような顔は無いのだ。
まだ訃報を聞いて間もないけど、正直何も浮かばない。
「死んだ」って事実は分かるけど。
最近は全然会ってなかったし、
これからもその状態が続くだけ・・・・・そんな感じ。
とりあえず、今、頭にあることを書いちゃった。
支離滅裂だったらごめんなさい。
ということで〆。
私のおじいちゃん「代わり」、じーちゃんが亡くなったそうです。
私の本当の(血筋という意味での)おじいちゃんは、
私が生まれる前か、記憶のない頃に若くして亡くなっています。
そして私の記憶が残る年頃には既に、おじいちゃん「代わり」のじーちゃんがいました。
「この人が私の本当のおじいちゃんではない」とは、誰に訊く訳もなく
いつの間にか悟っていたなぁ。
きっと普通の子供なら「なんで?あのひとは誰?」と大人に訊ねるのだろうけれど
私は一度も誰に訊くこともなく、今に至ります。
なので、
どうしてじーちゃんがばーちゃんと一緒に住んでいるのか、
どうして姓が違うのか、
真実には触れずにじーちゃんと接してきました。
それに私は じーちゃんがそこまで好きではなかった。
まだ小さい頃、お正月といえば、みーんなお年玉。
私はじーちゃんからお年玉を貰えなかった。
でも文句や怒りや不平不満はなかった。
ある年の正月、挨拶に行った私にじーちゃんが言った。
「20歳になったら、お年玉をあげるからね。」
そう聞いて、私は軽く傷ついた。
子供ながらにして「軽く」傷つく程度に留めておこうと考えてた。
あのときの子供の私から見れば、
大人は偉くて、頭が良くて、私よりも出来ることがいっぱい・・・・
そんなのが大人だと思ってた。
その「大人」が「子供」の私に言ったこと・・・・。
あの時の言葉、声、風景、瞬間は 今でも思い出すことが出来る。
そして、私が大人へ近づいていくほどに
大人へのいやらしさや嫌悪感、不信感みたいなものが
私の心の中にひっそりあるのを感じた。
そんなじーちゃんも私が小学校高学年くらいかな?のときに
ばーちゃんと住むのをやめ、出て行った。
そこでも私は「何故か?」とは誰にも訊かなかった。
そしてここ数年は、週に1度、ばーちゃんと会うか会わないかって感じで続いていた。
ばーちゃんとの仲が悪くなり出て行った訳ではないのは何となく分かっていたので、
私も顔を合わせるときは一言二言交わすぐらいの事もあった。
でも、基本的に私は避けていたな。
何となく、会うのがイヤだった。
顔を見ても、何も言う事浮かばないし・・・。
そして、そのじーちゃんが死んだ。
「顔を見たい」 ふと思ったけれど、
「あぁ、会いに行ってはいけないんだ」とすぐに思った。
母にそれとなく聞いたら
やはり じーちゃんには奥さんも子供もいた。
私達には会いに行けるような顔は無いのだ。
まだ訃報を聞いて間もないけど、正直何も浮かばない。
「死んだ」って事実は分かるけど。
最近は全然会ってなかったし、
これからもその状態が続くだけ・・・・・そんな感じ。
とりあえず、今、頭にあることを書いちゃった。
支離滅裂だったらごめんなさい。
ということで〆。
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